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2020-06-14 09:40:00
茅葺屋根の下地の竹に穴を開ける害虫対策
茅葺屋根の下には、下地になっている竹があるのですが、そこに小さな穴を開けられているのを見たことがございませんか?うちの屋根は、下地から新しくしたので、今のところありませんが、以前は、穴らだけになっていて、上から縄を竹にまわして出すのですが、そのときに竹に穴がいくつも開いていて強度が落ちているので、竹が割れてしまうんです。
この穴を開けている犯人は、フタスジスズバチという小さな蜂になります。体長1cmくらいでアリに似たような蜂になっております。この小さな蜂は、竹やクリの木に穴を開けて、そこに卵を産み付け、エサとなる幼虫を捕まえて運んできて穴の中にいれます。そして泥でフタをしておきます。幼虫が孵化するとエサの幼虫を食べて大きくなり、成虫になって穴から出てきます。これを放置しておくとどんどん増えていくので、穴だらけになっていきます。この蜂は、狭い所にも入っていきますので、上の方の竹まで穴だらけにしてしまうんです。これを防ぐには、「蜂の巣を作らせないスプレー」っていうのが売っていますので、これを軒下に噴射しておけば、蜂が嫌う液体がたかりますので、1か月くらいは、蜂も近寄らないので予防になります。
私の家の竹は、まだ、新しいのですが、フタスジスズバチの姿を見たので、こうやって近寄らないようにスプレーしておきます。
前にドライブにいったときに、茅葺屋根の家があったので、軒下の竹を確認したら、穴だらけになっているのを見たことがあります。早めに対策をしておいたほうがいいですよ。